上海美しが丘モンテッソーリ幼稚園は、横浜市青葉区にある美しが丘こどもの家の姉妹園として1996年5月に開園しました。 モンテッソーリ教育を土台としたひとりひとりを大切にする教育を目指しています。
開園当初は古北新区内の一戸建ての民家でしたが、1998年4月には幼稚園としての設備を整え広大な緑に囲まれた、現在の名都城キャンパスへ移転しました。また、2009年9月には上海日本人学校浦東校に隣接した浦東東和公寓キャンパスも開設しました。いずれのキャンパスも日本人が多く住むエリアの中にあり、安全で緑豊かな教育環境が確保できたことに感謝しております。 当初から、中国国家教育委員会及び上海市教育委員会より「外国籍人員子女学校」としての正式な認可を受けてスタートしました。2007年11月には、この10年の実績に対して、中国の第三者評価機関である「NCCT」より、その組織、運営、教育内容等において十分に基準に満たしていることを認定されました。
日本や世界の経済、社会情勢を考えると、今後ますます仕事のために海外に生活の基盤を移される人が増えるのは必至と思われます。もし、安全でしっかりした教育が受けられるなら、家族が揃って海外で暮らすことも不安がなくなります。今まで海外における教育機関に求められるものは「日本と変わらない教育が受けられる」というどちらかというと後ろ向きな考えでしたが、これからは異文化のよいところを学び、日本との違いを自然に受け入れられる柔軟性と、新しい環境に負けないタフさを持つ新しい子どもを育てるために、より積極的に海外に子どもを連れていく親が増えるのではないかと思います。ここに幼稚園も新しい使命があると考えています。
これからも「上海にこどもを連れてきてよかった」と言っていただけるような、より良い幼児教育を目指していきたいと思います。皆様のご理解、ご協力をよろしくお願い申し上げます。  
沿革
1996年05月 | 古北地区西郊花園にて開園 | 1998年04月 | 名都城に移転(名都城キャンパス開設) | 1998年09月 | ガーデンプラザキャンパス開設 | 1999年11月 | 名都城キャンパスに国際部開設 | 2007年11月 | NCCT(中国における第三者評価機関)認定 | 2008年12月 | 学校法人認可 | 2009年09月 | 浦東東和公寓キャンパス開設 | 2011年03月 | ガーデンプラザキャンパス閉鎖 | 2017年06月 | 「上海美しが丘第一幼稚園」から「上海美しが丘モンテッソーリ幼稚園」に園名変更 |
キャンパス紹介 名都城キャンパス(日本語クラス) 
クラス | 3~6歳の縦割りクラス | 言語 | 日本語 | 教員 | 日本人担任、中国人副担任 運動専任教師 | 特徴 | 日本と同じような環境、カリキュラムの中で生活することができる日系幼稚園。園で調理した給食を週3回提供している。 | 所在地 | 上海市閔行区虹許路788号(名都城内) | 電話 | 021-6405-6318 | Email | enrollment@montessori-sh-u.com (入園お問い合わせ)
|
名都城キャンパス(日英クラス) 
クラス | 3~6歳の縦割りクラス | 言語 | 英語・日本語 | 教員 | 日本人担任、中国人副担任 英語専任教師、運動専任教師 | 特徴 | 日本語クラスと同じカリキュラムを基本に、1日を通して英語と日本語を使用した環境で生活する。園で調理した給食を週3回提供している。 | 所在地 | 上海市閔行区虹許路788号(名都城内) | 電話 | 021-6405-6318 | Email | enrollment@montessori-sh-u.com (入園お問い合わせ) |
教育理念 
 私たちは、幼児期という人格を形成する上でもっとも重要なこの時期に、心からの愛情とまごころを持ってこどもたちの教育にあたります。 この情熱は私たちの中の自然な感情であり、私たちの心の底からわき上がってくるものです。こどもたちが立派な大人になるための基盤ができるように、保護者の皆様と協力・連帯して、全力を傾けていきます。

こどもは自ら成長する力を持っています。私たちはその力を妨げることなく、科学的知見をふまえた観察によって、のびのびと活動できる環境を整えています。 また、こどもが大人から観察されていることを意識しない自然な状態を静観して、こどもたちの自ら育つ力を援助していきます。
教育目標 
上海美しが丘モンテッソーリ幼稚園の特色 
 手は第二の脳と言われています。 幼児期に手をよく使うと単に手先が器用になるだけでなく、人に頼らず色々なことができるようになるため自立心が育ち、自分に自信がある意欲的なこどもに育ちます。またこどもは身体と手を動かしながら物事を理解し、脳を発達させていきますので、この時期に手を使うことで、賢いこどもに育ちます。 当園では、モンテッソーリ教具に加え、世界の文化の中からこどもの発達を促すのにふさわしい教具、クレオパトラの時代から伝わる「七枚の知恵の板」や日本の「そろばん」などを積極的に取り入れています。

 幼児期にはまずしっかりと母国語を習得することが重要です。 海外で幼児期を過ごすこどもにとっては、特に意識的に豊かな美しい日本語に触れるチャンスを与えることが大切だと考えています。 当園では、視覚的にこどもが理解しやすい漢字を使い、言葉を豊かにするために「ことば集め」「ことば遊び」「唐詩の暗誦」などを行い、日本の古くからのの童謡にも親しみます。また絵本の貸し出しを行い、ご家庭でも美しい物語に触れ、たくさんの会話をして頂くようにお願いしています。 海外に住むメリットとして外国語を学ぶチャンスも豊富です。中国語、英語ともに身近にいるネイティブの先生に習うことで、外国語がコミュニケーションの手段だということを身をもって学びます。

 幼児期から身体を動かすことが好きな人は生涯にわたってスポーツを好み、健康に関心を持って過ごすという傾向があります。これから育っていくこどもたちが丈夫な身体であることは、全ての基礎となる重要な問題です。私たちはこどもに楽しく身体を動かすチャンスを充分に与え、特に柔軟性や持久力など、才能とは別の鍛えることによって育つ能力を、全てのこどもに発達させることに力をいれています。 十分に走り回れる広い芝生、マンションに併設されているプールなどの環境に恵まれ、年間を通して行う運動、プール、水遊びの時間はこどもたちの大好きな時間です。運動会での組体操の発表やドッジボール大会、冬は万歩計をつけてマラソンするなど楽しい行事を通して、どの子も運動が大好きになるように工夫しています。

 1クラスに3・4・5歳児をほぼ同数ずつ配置するたて割クラスも当園の特色の一つです。 年少児は、不安なとき年長児に助けてもらうことで安心感を得ます。年長児のすることはたいへん魅力的で、あこがれを持つことが発達の強い動機づけとなります。また年長児は年少児の面倒をみたり教えたりすることで、自分自身への自信を持ち、責任感が育ちます。 たて割クラスを生活の基本単位とすることで、それぞれが互いの存在を認め、助け合い、思いやりの心を育てます。
|