出典:人民網日本語版 2025-04-08
今年の春は、中国の多くの地域で、その土地の自然環境に合わせたさまざまなフラワーヘルスケア・リラクゼーション経済が発展している。生花を使ったパイ菓子を味わい、花風呂を楽しむといった多様なアクティビティが登場している。中央テレビ網が伝えた。
雲南省では、花は観賞用だけでなく、さまざまなグルメ作りにも使われている。楚雄彝(イ)族自治州姚安県にある広大な食用バラ栽培拠点では、観光客が体験工房でパティシエのレクチャーを受けながらバラ入りのパイ菓子作りを体験できる。
ボタンの花は昔から「健康の花」と呼ばれている。同省の保山市では、見た目も味もよくヘルシーなボタンのコース料理を新たに打ち出し、花を用いたヘルスケアの理念をグルメと融合させた。ボタンの花入り茶碗蒸しが特に人気で、新鮮な卵の甘みと花の香りがマッチし、口に入れた瞬間、不思議なおいしさが味蕾を刺激する。
同省麗江市にある拉市鎮では、「花見経済」を現地の納西(ナシ)族の文化、農耕と読書をともに重視する耕読文化、故郷への憧れや懐かしさを表現する郷愁文化と融合させ、乗馬・バードウォッチング、花見ハイキング、エコ・ヘルスケア、果物狩り、赤色探究学習(革命縁の地をめぐり学習すること)などさまざまなプログラムを一体化した拉市鎮ディープツアーを展開している。
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